インドの自動車大手タタ・モーターズは23日、西部マハラシュトラ州プネの研究開発(R&D)拠点に水素燃料技術の開発に必要な2施設を開設した。
新たに設置されたのは、水素内燃機関を開発するためのエンジンの試験施設と、水素燃料電池や水素内燃機関車に使用する水素燃料の貯蔵・供給に必要なインフラ施設。タタ・モーターズは、温室効果ガス排出の実質ゼロ(ネットゼロ)の実現に加え、クリーンエネルギーとしての水素の可能性を引き出すためにこれらの施設を活用する方針だ。
タタ・モーターズのラジェンドラ・ペトカ社長兼最高技術責任者(CTO)は、「新たな施設の設置は、当社がネットゼロの達成に向けて取り組みを続けている証し」と述べた。同社は、2045年までにネットゼロの実現を目指している。