福田美蘭の個展、中部地方初開催 名古屋市美術館

「美術って、なに?」より福田美蘭《ポーズの途中に休憩するモデル》(2000年、アクリル・パネル、富山県美術館蔵)

 名画や時事問題をユニークな視点で切り取った作品が特徴の現代美術家福田美蘭の個展「美術って、なに?」が、名古屋市美術館で開かれている。開館35周年を記念し、全国各地の美術館などに所蔵されている作品約50点を集め、展示した。中部地方での個展開催は初めてという。

 個展では「モナリザ」の女性がベンチでくつろぐ様子を描いた「ポーズの途中に休憩するモデル」などを展示。ロシアによるウクライナ侵攻後、交流サイト(SNS)で度々発信された同国大統領の演説の様子を描いた作品「ゼレンスキー大統領」も鑑賞することができる。

 個展は中日新聞社などが主催し、来月19日まで開催される。

「美術って、なに?」より福田美蘭《ゼレンスキー大統領》(2022年、アクリル・パネル、練馬区立美術館蔵)

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