福岡・長浜ラーメンの聖地で70年!替え玉発祥!一度は味わいたい元祖ガンナガ系

長浜ラーメンの聖地での思い出

創業は昭和27年(1952年)、長浜魚市場の近くで70年以上営業しているレジェンド級豚骨ラーメン店といえば

『元祖 長浜屋』

わたしが初めて『元祖 長浜屋』の「ラーメン」を食べたのは、もう数十年前になるでしょうか。写真には旧本店、旧支店とありますが、それを知ったのはずいぶん後のこと。当時は連れ立った友達とどちらが本店とか考えずに少しでも空いてる方に肩を寄せ合うように座り、サッと食べて帰るのが常。

そして帰りにその友達と、店員さんが注文を通すときの

「かったい〜たま!」

の威勢のいい声をマネしあうのがお約束でした。

そんな『元祖 長浜屋』の現在の姿。

2010年に立体駐車場の下に収まって、ずいぶんキレイなお店になりました。休日ともなるとご覧のように長蛇の列が絶えません。

しかし、回転は超速いので心配無用。

この日はザっと30人近く並んでましたが、着席まで約15分!

並んでいる間に店員さんが案内してくれたり、食券を買ってから並びましょう、的な丁寧なルールの説明はもちろん、ありません。
行列に並びながら、頃合いを見て食券を買い、列に戻る。前後の客の動きを見ながら、顔を見合わせながら、同じ「ラーメン」を食べる仲間どうし、空気を読んで動けばよいのです!

入店すると、回転が速い理由が分かります。

①食券を渡して、麺の硬さ(カタ、ヤワなど)、油の量(ベタ、ナシ、など)を告げる

②店員さんに促されるまま、テーブル席に着く(相席)

③すぐ「ラーメン」が出てくる

とにかく無駄を省き、一秒でも速く食べ終える、その一点を追求したシステムが出来上がっています!

さて「ラーメン」

初めての人は、博多豚骨をイメージして食べるとちょっと驚くかもしれません。お湯で薄まってるのかな?と。いえいえ違います。これが『元祖 長浜屋』のノーマルな状態。

ここから、ヤカンに入ったタレを注いで味を濃くし、ゴマを振りかけて「味つき麺」な感覚ですすればOK!

ちなみにこの日の麺は、わたしが好きな、麺やわめ指定(ヤワ)。

ゴリゴリした食感を楽しむ麺硬め(カタ)は王道だと思いますが、きっちりヤワで仕上がったときのモッチリ感もいいものです。

なので、替え玉するなら最初はカタ、次はヤワ、と変化をつけるのも良し。

と言っておきながら、一点、注意です。

そもそも麺の量が意外に多い!

博多豚骨の感覚で替え玉すると苦しむかもしれません。

そして、もうひとつ。

麺が長い!

量と長さ。これは一般的な博多豚骨と『元祖 長浜屋』の大きな違いだと思っています。

実はいま、『元祖 長浜屋』によく似た店が福岡県内、更に関西にも増えていまして「ガンナガ系」とも言うべき一大ジャンルを形成しています。

しかし、いくら似た店が増えても元祖はひとつ。

わざわざでも、一度は行く価値のある店、と言えるでしょう。

元祖 長浜屋

〒810-0072 福岡県福岡市中央区長浜2丁目5-25 トラストパーク長浜3 1F

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*この記事は2023年10月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:オゴポコ

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