突然の雷雨に注意 雲の切れ間からお月見チャンスも

「のちの月」と呼ばれる十三夜のお月見をご存じでしょうか。十五夜のお月見は中国が発祥の風習ですが、十三夜のお月見は日本の独特の風習で平安時代に始まったとされます。十五夜の後にどうして十三夜のお月見が始まったのかは、諸説ありますが、晴れる日が多く月がきれいに見えるからという説があります。
ところが、きょうは日本海側の地域でのお月見は難しいかもしれません。上空に強い寒気が入る影響で、大気の状態が不安定となるため、各地で天気の急変が起こりやすくなるでしょう。日本海側の地域では朝から、太平洋側の地域でも昼過ぎから雷の発生する確率が高くなる見通しです。急な雷雨や竜巻などの突風に注意してください。ただ、太平洋側の地域では夜になると、晴れ間が少しずつ広がるため、もしかするとお月見ができるかもしれません。

気象予報士・岩堀 祐斗

画像について:27日の天気予報。

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