マロニエ建築賞にライトキューブなど 「交流の活発化期待」などと評価

県マロニエ建築賞に選ばれたライトキューブ宇都宮と宮みらいライトヒル(県提供)

 県県土整備部は26日までに、本年度の県マロニエ建築賞にJR宇都宮駅東口地区整備事業の一環として一体的に整備された交流拠点施設「ライトキューブ宇都宮」と交流広場「宮みらいライトヒル」(いずれも宇都宮市宮みらい)を選んだと発表した。

 同賞の表彰事業は、美しい景観に配慮したまちづくりに対する県民の意識を高めていこうと、県や県建築士会、県建設業協会など7団体が1989年度から毎年実施。本年度は45作品の応募があった。

 同駅東口に接続するライトキューブ宇都宮は鉄筋、一部鉄骨造り4階建て。宮みらいライトヒルとともに昨年11月にオープンした。デザインは国立競技場の設計に携わった隈研吾(くまけんご)さんを含む設計共同体が手がけ、内外装に大谷石を活用。「交流の活発化を大いに期待させる空間と機能を備えた施設」と評価された。

 その他の受賞作品は次の通り。

 環境に優しい建築賞 TDテラス宇都宮(宇都宮市)▽優良賞 足利の家(足利市)壬生町庁舎(壬生町)NOT A HOTEL NASU(大田原市)

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