大気不安定な状態続く 晴れマークでもにわか雨や雷雨の可能性

一年を72に分けた七十二候では、まもなく「霎時施(こさめときどきふる)」と、雨がぱらぱらと降ったりやんだりする頃です。ただ、ここ数日は大気の状態が不安定となり、ぱらぱらどころではない、雷を伴った激しい雨が降ったり、ひょうが降った所がありました。

28日(土)から29日(日)は西高東低の気圧配置となり、上空には寒気が流れ込む見込みです。そのため、北日本や北陸では大気の不安定な状態が続き、広い範囲で雨が降るでしょう。雷を伴った激しい雨が降る所もありそうです。落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうや局地的な激しい雨に注意してください。その他の地域は太平洋側を中心に晴れ間が広がるものの、一部でにわか雨や雷雨がありそうです。特に関東甲信や東海では晴れマークとなっていても天気の急変に注意が必要です。

気象予報士・星 絵理香

画像について:28日の天気予報。

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