“緊張”のスコアカード提出… 原英莉花「汗出てきちゃった」

時差ボケも関係なし(撮影/大澤進二)

◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 初日(27日)◇武蔵丘GC(埼玉)◇6650yd(パー72)◇晴れ(観衆4516人)

アテスト場に足を踏み入れた原英莉花の表情が思わず引き締まった。7バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「69」でプレーし、「緊張しました。目がおかしくないか…」と何度も繰り返し、スコアを確認した。

前週の米女子ツアー2024年シーズン出場権をかけた2次予選会、Qスクール・ステージIIは3日目(19日)にスコア誤記で失格となっていただけに「スコアを出したくない気持ち…汗出てきちゃった」と“トラウマ”となってもおかしくなかった。

3アンダーで初日を終えた(撮影/大澤進二)

ただ、嫌な記憶もプレーには悪影響がなかった。出だし1番(パー5)でバーディを奪うと、4番からは7m、4m、9mを決めて3連続バーディを奪った。

予選会帰りということもあり、練習ラウンドなしの“ぶっつけ本番”だったが「グリーンの硬さを警戒していたんですが、自分のショットも良かった。コースも知っているし、そこまで苦にならずにプレーに集中できた」と振り返った。

ツアー6勝目を目指す(撮影/大澤進二)

この日は時差ボケもあり午前3時に起床した。「1回寝たら起きる時間まで目が覚めないタイプなんですが、目が覚めてしまって、そこから眠ることができなかった」。目をこすりながらも、そのまま会場に足を運んだ。

「目の前の一打をどうプレーするかを考えて、また良いスコアで上がることができたらいい」。2打差8位発進でツアー6勝目に照準を合わせた。(埼玉県飯能市/玉木充)

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