ア・リーグ王者が大谷争奪戦のワイルドカードに? 米記者が報道

2011年以来12年ぶり3度目のリーグ優勝を成し遂げたレンジャーズはここ数年、積極的なFA補強を展開してきたが、次のターゲットは大谷翔平(エンゼルス)になるかもしれない。「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者とジョン・ヘイマン記者は、ポッドキャスト「ザ・ショウ」のなかで大谷争奪戦の「真のワイルドカード」としてレンジャーズを挙げた。シャーマン記者は「レンジャーズはトレード期限に本気で大谷を獲得しようと考えていた」と伝えている。

シャーマン記者は、レンジャーズがトレード期限に本気で大谷獲得を狙っていたことを踏まえ、「私はレンジャーズを真のワイルドカードだと思っている。もしワールドシリーズ制覇を成し遂げた場合、彼らはその波に乗って大谷獲得を目指すだろう。彼らのオーナーシップは何か大きなことをやろうとしているようだ」とコメントした。

ゲスト出演していた「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者もシャーマン記者に同意。「クリス・ヤングGMは明らかに何かをやろうとしている。直近2シーズンで8億ドルの補強を敢行した。彼は大型補強を恐れない。今季ワールドシリーズに進出したことで、さらなる大型補強へのモチベーションは上がったと思う」とレンジャーズが本気で大谷獲得を狙いにいくことを予想した。

ヘイマン記者も「ニューヨーク・ポスト」で公開した自身の記事で、大谷を獲得する可能性が最も高いチームとしてレンジャーズを挙げたばかりである。ヘイマン記者は「彼らはお金を使うことを恐れない」と記している。

近年のレンジャーズは、積極的なFA補強によって戦力を向上させてきた。2021年オフにはマーカス・セミエン、コリー・シーガーの二遊間コンビを総額5億ドルで補強。ジョン・グレイ(5600万ドル)、ネイサン・イオバルディ(3400万ドル)、ジェイコブ・デグロム(1億8500万ドル)と投手補強にも投資を惜しまなかった。さらに、今夏のトレード市場ではマックス・シャーザーとジョーダン・モンゴメリーを獲得。こうした積極的な動きを見せてきたレンジャーズが大谷獲得に乗り出すのは決して不思議なことではない。エンゼルスやドジャースと激しい争奪戦を繰り広げることになりそうだ。

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