エンゼルス・ワイズ投手コーチ Wソックスのブルペンコーチ就任へ

エンゼルスが2024年シーズンに新しい投手コーチを迎えることが確実となった。米メディア「ジ・アスレチック」の報道によると、エンゼルスのマット・ワイズ投手コーチはチームを離れ、ホワイトソックスのブルペンコーチに就任することが決まったという。2020年にブルペンコーチ、2021年から投手コーチとエンゼルスで合計4年間コーチを務めたワイズだが、来季は新天地でブルペンコーチを担うことに。なお、この件に関してエンゼルスとホワイトソックスはまだ正式発表を行っていない。

現在47歳のワイズは、2000年にエンゼルスでメジャーデビューし、2002年までの3シーズンで合計26試合に登板。故障で2003年シーズンを全休したあと、エンゼルスを解雇され、2004年からの4シーズンはブリュワーズでプレーして平均44試合に登板した。メッツに移った2008年は8試合のみの登板に終わり、2009年3月に33歳の若さで引退を表明。2012年から古巣エンゼルスのマイナーで指導者としてのキャリアをスタートした。

2019年までマイナーのコーチを務め、2020年からメジャーのコーチングスタッフに加入。ミッキー・キャラウェイ投手コーチの不祥事があって2021年2月に暫定の投手コーチに任命されると、同年5月には正式に投手コーチとなり、今季まで務めた。マイナー時代には、現在ホワイトソックスで投手コーチを務めているイーサン・カッツと一緒に仕事をした経験があり、そのつながりでホワイトソックスのブルペンコーチに就任することが決まったのだと思われる。

エンゼルスはシーズン終了後にフィル・ネビン監督の来季オプションを行使しないことを決定し、新監督探しをスタート。また、ペリー・ミナシアンGMの右腕的な存在だったアレックス・テーミンGM補佐もチームを去った。レイ・モンゴメリー・ベンチコーチとベンジー・ギル内野守備コーチは内部昇格での新監督候補に挙げられており、新監督の決定後、コーチングスタッフの顔ぶれに大幅な変更が加えられる可能性もある。

ワイズの指導のもとでパトリック・サンドバル、リード・デトマーズらを育成し、チーム防御率を2021年のリーグ12位(4.69)から2022年はリーグ6位(3.77)まで向上させたエンゼルスだったが、今季はリーグ12位(4.64)と後退。新監督決定後に決まるであろう新たな投手コーチに投手陣の再建を託すことになりそうだ。

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