10月28日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された全日本スーパーフォーミュラ選手権第8戦の決勝レース終了後、メインストレート上で史上初（？）のバーベキュー大会がスタートした。と言ってもファンの皆さん向けではなく、ふだん安全なレース運営に貢献している、オフィシャルの皆さんに向けたものだ。
つい3時間ほど前まで、緊迫した空気に包まれていた鈴鹿サーキットのメインストレートに「カンパーイ！」の声が響き、美味しそうな匂いに包まれた煙が立ち上った。数々の名勝負の舞台となっていた鈴鹿サーキットのストレートでの、「たぶん史上初（鈴鹿サーキット関係者）」のバーベキュー大会が始まった。
いったいなんのバーベキュー大会なのかというと、これは鈴鹿サーキットがふだん安全なレース運営に携わっているオフィシャルの皆さんの、2023年の労をねぎらうためのもの。鈴鹿サーキットが食材やお酒、さらにはキッチンカーまで用意し、土曜日の業務を終えたオフィシャルの皆さんにふるまった。ちなみに、なぜ日曜のレース後ではないかというと、土曜ならそのまま宿泊し日曜のレースに臨むが、日曜のレース後ではオフィシャルの皆さんも帰ってしまうためだ。
レース中は各車の順位が表示されるリーダータワーにも『肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉苦肉』の表示が出され（なぜ苦が入っているのかは取材不足により不明）、バーベキュームードは満点（？）。美味しそうな匂いにつられ、スーパーフォーミュラ関係者の中にも思わず参加してきちゃった監督がいたとかいないとか。
バーベキュー大会は21時まで行われ、その後きれいに片付けられているのはさすが鈴鹿サーキット。英気を養ったオフィシャルの皆さんが10月29日も、そして今後も世界に誇るレース運営をみせてくれるはずだ。鈴鹿サーキットはレースオフィシャルも募集中。詳細はホームページ（https://www.suzukacircuit.jp/ms-entry_s/official/）まで。来季もひょっとするとバーベキューにありつけるかも？
