ワグネル元隊員、なお侵攻に従事 ロシア特殊部隊に大量移籍

チェチェン共和国トップ、カディロフ首長(タス=共同)

 【キーウ共同】ロシア南部チェチェン共和国トップ、カディロフ首長の影響下にある特殊部隊「アフマト」のアラウジノフ司令官は28日、民間軍事会社ワグネルの元部隊員が「大量に」アフマトに移籍し、引き続きウクライナでの作戦に加わっていると述べた。ロシア通信が伝えた。多くのワグネル関係者が侵攻に従事し続けている実態が明らかになった。

 一方、英国防省は28日、ウクライナ東部ドネツク州アブデーフカ周辺で過去1週間にわたり激戦が続いているとの分析を発表した。

 ワグネルの創設者プリゴジン氏は8月の搭乗機墜落で幹部らとともに死亡。指導者を失ったワグネル部隊員らの去就が注目されていた。

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