つり橋から東西眺め堪能 呉羽フットパス、一般開放始まる

つり橋の上から景色を楽しむ家族連れ=富山市の呉羽丘陵

 富山市の呉羽山と城山の散策路をつなぐつり橋「呉羽丘陵フットパス連絡橋」の一般開放が28日始まった。初日から家族連れらが大勢訪れ、東西の市街地や立山連峰を一望できる新たなランドマークの眺めを楽しんだ。

 つり橋は歩行者用で、長さ124メートル、幅1.8メートル、高さは最大で地上約30メートルある。当面は呉羽山側から渡り、橋の上で折り返す形となる。呉羽山と城山を行き来できるのは2026年度となる見通し。

 小雨が降るあいにくの天候の中、午前9時の一般開放から約1時間で90人以上が橋を渡った。立山連峰は望めず、二上山は見えた。家族3人で訪れた齋藤大士さん(41)=富山市=は「立山連峰は残念。景色がきれいなので、天気のいい日にまた来たい」と話した。

 一般開放は土日祝日の午前9時~午後4時半。12月~来年3月の冬季は、安全確保のため閉鎖される。

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