「おいしい氷見」求め行列 食彩まつりに1万8000人

氷見の食を求めて行列をつくる来場者=氷見市中央町

  ●牛串、寿司など人気

 ひみ食彩まつり(富山新聞社後援)は29日、氷見市漁業文化交流センターと周辺で開かれた。海鮮丼、氷見牛串焼き、氷見うどん、地酒など氷見のおしいい味覚がそろい、約1万8千人が楽しんだ。

 会場には飲食や物販の約38店が出店。握り寿司や海鮮丼を並べた氷見寿司組合や、「氷見産煮干ラーメン」には開始前から長い列ができた。氷見高のサバみそ缶詰やイカめし、サケ昆布締めは1時間たたずに売り切れた。魚の干物や果物、野菜が手頃価格で並び、まとめ買いする人も見られた。

 氷見牛は串焼きや、あぶり寿司が人気で、氷見牛きのこ汁、氷見ながらもうどん、氷見うどん、氷見カレー焼うどん、氷見やきそばなど温かいメニューも好評だった。

 ステージでは上庄保育園のよさこいソーラン、みどり保育園の花笠音頭、JA氷見市女性部のフラダンスなどが披露された。

 オモシロ昆布〆(じめ)作り体験があり、福岡市の梅野桂嗣さん(36)は「こういう食文化があるとは知らなかった。家で試したい」と話した。砺波市から家族5人で訪れた三輪貴博さん(41)は「煮干ラーメンを楽しみにきた。みんなで食べられて満足です」と笑顔を見せた。

 氷見市の中心商店街では「百縁笑店街」が開かれ、参加店がお買い得価格で商品を販売。路上ライブも行われた。

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