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【豊後大野】カボスと焼酎の最高の組み合わせを―。豊後大野市朝地町市万田の牟礼鶴酒造(森健太郎代表社員)は、新商品「かぼすにあう焼酎」の販売を始めた。同市緒方町小原のカボス農園カボスカンパニー(深田祐二社長)と協力。焼酎に果汁を入れるという産地ならではの飲み方を広め、カボスや麦焼酎の知名度向上、消費拡大につなげる。
カボスカンパニーはカボスの生産や通販に加え、動画投稿サイトで農村生活を紹介。県外ではカボスの知名度が低いという現実を突き付けられていたという。
深田社長(57)は焼酎好きで、カボスを搾る飲み方が定番。趣味で最もカボスに合う焼酎を研究したところ、同酒造の物が最適だった。多くの人に「大分の文化」を知ってもらおうと森代表社員(46)にラブコールを送り、今春から両社で新商品の開発を始めた。
麦とカボスの香りを高め合うため、同酒造のラインアップから減圧蒸留のさっぱりした物を選択。試飲を重ね、数種類をブレンドさせて商品化した。
緑色のカボスはロックや水割りに搾るとフレッシュ感を味わうことができ、黄色のカボスはお湯割りで甘みや完熟した香りが楽しめる。
深田社長は「カボスは焼酎はもちろん、どんな料理でも味の邪魔をせずに自分の仕事をきっちりする最高のかんきつ類。カボスを通じて、もっと大分をアピールしたい」と話している。
900ミリリットル入りで1本1500円(税込み)。牟礼鶴酒造の店頭で販売している。問い合わせは同酒造(0974.72.0101)。