“ガガ様”の靴手がけた舘鼻則孝氏がデザイン アートもスポーツも防災も…吉川のバスケコートがお披露目

リニューアルしたバスケットボールコート=26日、埼玉県吉川市中央

 埼玉県吉川市中央の公園「アクアパーク」内のバスケットボールコートが、現代アートに生まれ変わった。今月15日からお披露目されている。

 大きさはコート1面分でおよそ縦28メートル、横15メートル。両ゴール下の緑と青の模様は、市の東西を流れる江戸川と中川をイメージ。中央には太陽の光をデザインし、吉川市が未来に向けて輝き続けるよう願いを込めた。

 アクアパークは2002年に開園し、バスケットボールコートのほかに、野外ステージやスケートボード場を併設する。普段は若者がストリートバスケやスケートボードを楽しみ、大雨時には浸水被害を軽減する調整池の機能を持ち合わせている。

 開園から20年以上経過し、コンクリート製のコートの色も所々で消えかかり、市は改修を検討していた。そんな中、公園再生に取り組む一般社団法人「ゴーパーキー」から提案があり、今回リニューアルを行った。

 デザインしたのは、米歌手レディー・ガガ氏の着用で話題となった「ヒールレスシューズ」を手がけた、現代美術家の舘鼻則孝氏。近所の子どもたちも塗装作業に参加し、9月中旬から約1カ月で完成した。

 コートは誰でも利用でき、道路公園課は「一つの作品としてデザインを見てもらえたら」と話している。    問い合わせは、同課(電話048.982.9901)へ。

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