ホテル暮らしのなかで活躍を続けるレンジャーズの新人・カーター

12年ぶりのワールドシリーズ進出を成し遂げたレンジャーズにとって必要不可欠な戦力となっているのが9月にメジャーデビューしたばかりの21歳のルーキー外野手、エバン・カーターだ。メジャー昇格前、マイナーAAA級でも遠征が続いていたため「8月22日からホテル暮らしを続けている」という。「オフにどこに住むのかわからないよ」と話したカーターだが、ホテル暮らしの日々にしっかり適応し、試合に出場すればルーキーらしからぬ見事な活躍を続けている。

今季おもにマイナーAA級でプレーしたカーターは、1週間の遠征を終えた直後、8月下旬にAAA級へ昇格。AAA級でも2週間の遠征が続き、アドリス・ガルシアの故障者リスト入りに伴って9月上旬にメジャー初昇格を果たした。レギュラーシーズンでは23試合に出場して打率.306、5本塁打、12打点、3盗塁、OPS1.058の大活躍。プレーオフでもここまで14試合に出場して打率.313、1本塁打、6打点、3盗塁、OPS.973の活躍を見せ、打順も9番から5番、そして3番へと上がっている。

同じ外野手のトラビス・ジャンコウスキーから「自宅に泊まっていい」とオファーがあったものの、カーターは「押しかけるようなことはしたくないんだ」とホテル暮らしを選択。メジャー昇格後は本拠地グローブライフ・フィールドの向かいにあるホテルに滞在し、ホームゲームの日は徒歩で球場入りしている。周りのベテラン選手からは様々なアドバイスを受けており、ジャンコウスキーは「何があっても毎日同じ時間に起き、同じ時間に寝ることの重要性」を説いたという。

カーターにおすすめの宿泊先や食事場所を紹介したというロビー・グロスマンは「彼は素晴らしい選手であると同時に、素晴らしい人間でもある。ファンはフィールド外での姿を見ることができないが、彼はフィールド外でも素晴らしい人間なんだ」と後輩外野手を称賛。「数年間はアパートを借りても大丈夫なくらい、見事な活躍を見せているね」とその活躍ぶりを称えていた。

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