聴覚に障害がある人の野球日本代表チームが松本市で強化合宿をしました。来年2月に世界大会に出場します。
赤のユニフォームがろう野球の日本代表チームです。世界大会を前に27日から松本市で合宿し、29日は松本大学硬式野球部とのオープン戦に臨みました。
選手や監督は聴覚に障害があるため、手話も交えながら身ぶり手ぶりでコミュニケーションをとります。
■ろう野球日本代表・野呂監督
「目で見ないと会話が出来ないので、常に目を使って野球するのがろう野球の特徴だと思う」
■ろう野球日本代表・森豊選手
「バットにあたる音とか音が聞こえない。集中しないと目を一瞬でもそらしたらボールもいってしまう」
試合は松本大学に敗れたものの、選手同士のコミュニケーションを深める機会となりました。
■ろう野球日本代表・野呂監督
「始めの頃よりちゃんと会話ができているのでよくなってきたと思います」
今回の合宿は監督同士が元々チームメイトだった縁で実現しました。世界大会は来年2月に台湾で開催されます。