リードを守り切れずナポリと引き分けたミラン ドッピエッタのジルーが失望感を語る

写真:交代後、顔を覆い失望感を露わにするジルー

現地時間10月29日、セリエA第10節のナポリ vs ミランが行われた。前半はミランペースで試合が進み21分、30分と続けざまにオリヴィエ・ジルーのヘディングシュートが決まり、2点をリードする。後半は反撃に出たナポリが2点を返し、試合は2-2で終了した。

ジルーはナポリとの試合後、『Milan TV』にて、試合の結果について失望感を口にした。

「この結果にはイライラしているし、怒りも感じている。試合は我々が主導権を握っていた。前半で4ゴールを決めることができたかもしれない。ハーフタイムには『ナポリは試合の展開を変化させてくるから準備しよう』と自分たちに言い聞かせた。結局のところ、フラストレーションを感じる結果になってしまった」

「我々はスクデットを狙っている。我々は競争に勝つ力があり、勝ち点3を獲得しなければならなかった。チャンスを作って得点したが、もっと自分たちに厳しくしなければいけない。今夜はとても失望しているし、残念だ」

ジルーは9月1日のローマ戦以来、約2カ月ぶりのゴールを決め、今シーズンのゴール数を6に伸ばした。得点を喜びつつ、ベテランらしくチームにコミットした発言を続けた。

「アタッカーにとって重要なことはゴールを決めることだ。しばらくゴールを取れていなかったから、2ゴールできたことはうれしい。私はチームプレーヤーであり、チームに最善を尽くしたいので、100%満足しているわけではない」

「多くのチャンスを作り出したが、エリア内での効率性と運が少し足りなかった。我々は自分たちのクオリティーを知っているし、継続することが重要だ。ゴール前では、効率性と獰猛さが必要なんだ」

81分にノア・オカフォーと交代しベンチに下がったジルーは、不満をあらわにしていた。最後に、ステファノ・ピオーリ監督との関係について以下のように語った。

「私と監督の間には何の問題もない。監督とチームの関係は素晴らしく、最後までこのままの関係だろう。私はただ失望していて、勝ちたかっただけだ」

「私は人間であり、ロボットではない。感情がある。まだチームを助けることができると思ったから、ベンチに下がりたくなかった。私は負けず嫌いで、多くの出場機会を望んでいる。でも、監督の判断を尊重している」

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