地元農家が育てた米を手間暇かけて加工し、栄養価を高めた「発芽酵素玄米」「発芽玄米」として販売する「ほっとコミュニケーション」(大分県九重町)。旅館業からスタートし、飲食店経営を経て2017年に業態転換した。元々はOEM(相手先ブランドによる生産)での生産が多かったが、コロナ禍を機に消費者への直接取引に大きくかじを切った。主に都市部の健康ニーズに応えながら売り上げを伸ばしている。
主な商品はレトルトの「3日寝かせ発芽酵素玄米ごはん」と無洗米の「発芽玄米」。発芽酵素玄米ごはんは地元・九重町の農家と契約し、検査をした残留農薬がゼロである米のみを使用する。仕入れた米を24時間以上かけて水に浸して発芽させ、県産の塩と北海道産のアズキと炊く。