鎌田大地ら新戦力について「うまくチームに溶け込んでいる」 ラツィオ指揮官は3連勝と好調、7位まで浮上の要因を語る

リーグ3連勝を飾ったラツィオのマウリツィオ・サッリ監督[写真:Getty Images]

ラツィオのマウリツィオ・サッリ監督が、セリエAでの連勝を喜んだ。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えている。
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30日、フィオレンティーナとのセリエA第10節に臨んだラツィオは、お互いチャンスを作りながらもゴールは生まれないまま後半へ。67分に日本代表MF鎌田大地を投入した後もスコアは動かず、このまま試合終了かに思われたアディショナルタイム、ハンドによって得たPKを途中出場のFWチーロ・インモービレが冷静に決め、劇的勝利を収めた。

セリエAで3連勝を飾り7位まで浮上したサッリ監督はパフォーマンスを評価しつつ、鎌田ら新戦力はまだ適応段階であることにも触れている。

「試合はタフで難しいものだった。おそらく前半は相手のほうが良かったが、後半は我々も決定機を作っていたと思う。結果として失点もなく、この勝利は正当なものだろう」

「我々には調子のいい選手(タティ・カステジャノス)がいるのだから、彼の先発起用は正しいと思っている。だからといって、チーロに問題があるわけでもない。今日のゴールは彼にとって良いことだ。そして、ここ1カ月は連戦でほとんど練習できていなかったから、少し時間ができるのも喜ばしい」

「新戦力たちはうまくチームに溶け込んでいる。問題は、彼らがチームになじもうとする段階で、これまでチームのため頑張っていた選手たちのパフォーマンスが落ちていることだ。それでも、チームは自分たちの形を見つけつつあり、この調子を続けたい」

「(60分での交代が多いのは)フットボール自体がこの方向に進んでいるのだと思う。我々には多くの大会があり、多くの選手にとって90分のプレーは長すぎるのだ。私としては、昨シーズンよりチームは強くなっていると思う。そして、今はそれを証明しなければならない」

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