【米ビルボード・ソング・チャート】テイラー・スウィフト「クルーエル・サマー」2週連続首位

テイラー・スウィフトの「クルーエル・サマー」が2週目の首位を獲得した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

リリースから約4年を経て先週1位に到達した「クルーエル・サマー」は、今週の集計期間(2023年10月20日~10月26日)にエアプレイが8,010万回(3%増加)、ストリーミングが2,130万回(14%増加)、セールスは7,000(83%減少)をそれぞれ記録。デジタル・ソング・セールス・チャートでは1位から2位に順位を下げたが、ストリーミング・ソング・チャートでは5位から1位に浮上して、以下に続く通算7曲目の首位を獲得した。

2023年「クルーエル・サマー」(1週)
2022年「アンチ・ヒーロー」(2週)
2021年「オール・トゥー・ウェル (テイラーズ・ヴァージョン) 」(1週)
2020年「カーディガン」(1週)
2017年「ルック・ホワット・ユー・メイド・ミー・ドゥ」(2週)
2014~15年「ブランク・スペース」(7週)
2014~15年「シェイク・イット・オフ」(2週)

これで、ストリーミング・ソング・チャートの首位獲得数が同率で並んでいたジャスティン・ビーバーを上回り、ドレイク(20曲)に続く2番目の記録に更新された。

また、ストリーミング・ソング・チャートではリリースから首位を獲得するまでの期間を約4年2か月に更新して、ホリデー・ソングを除く史上最長記録を打ち立てた。ホリデー・ソングでは、ブレンダ・リーの「ロッキン・アラウンド・ザ・クリスマス・ツリー」が1958年~2022年(64年)、マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」が1994年~2018年(24年)という記録を残している。

「クルーエル・サマー」は、エアプレイ・チャートでも今週2週目の首位を獲得して、Hot 100、ストリーミング・ソング・チャート、エアプレイ・チャートの3冠を制した。3つのチャートで同時に1位を獲得したのは今年初のタイトルで、過去10年間ではアデルの「イージー・オン・ミー」(2021年11月)、ハリー・スタイルズの「アズ・イット・ワズ」(2022年6月)に続く3曲目の快挙となる。

なお、次週は再録プロジェクト第4弾となる『1989 (テイラーズ・ヴァージョン)』がアルバム・チャート“Billboard 200”で上位にデビューすることが予想されていて、本作の収録曲も多数ランクインする可能性が高い。

続いて2位も、先週に続きドージャ・キャットの「ペイント・ザ・タウン・レッド」が同位をキープ。R&B/ヒップホップ・ソング・チャートでは8週目、ラップ・ソング・チャートでは9週目の首位を獲得した。シザの「スヌーズ」も3位をキープして、R&Bソング・チャートでは首位獲得週を13週目に更新している。

4位は、ザック・ブライアンの「アイ・リメンバー・エヴリシング feat. ケイシー・マスグレイヴス」が先週の6位から上昇。ロック&オルタナティブ・ソング・チャートとロック・ソング・チャートではそれぞれ9週目、カントリー・ソング・チャートでは5週目の首位を獲得した。

ルーク・コムズの「ファスト・カー」も先週の7位から5位、モーガン・ウォレンの「ラスト・ナイト」も9位から6位にそれぞれ再浮上して、モーガン・ウォレンの「シンキング・アバウト・ミー」は10位から7位に最高位を更新した。

アルバムのリリース効果で先週5位に初登場したバッド・バニーの「Monaco」は今週9位にダウンしたが、ラテン・ソング・チャートでは2週目の首位を獲得している。10位は、ガンナの「FukUMean」が先週の11位から上昇して再びTOP10にランクインした。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは11月3日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「クルーエル・サマー」テイラー・スウィフト
2位「ペイント・ザ・タウン・レッド」ドージャ・キャット
3位「スヌーズ」シザ
4位「アイ・リメンバー・エヴリシング」ザック・ブライアン feat. ケイシー・マスグレイヴス
5位「ファスト・カー」ルーク・コムズ
6位「ラスト・ナイト」モーガン・ウォレン
7位「シンキング・アバウト・ミー」モーガン・ウォレン
8位「IDGAF」ドレイク feat. イート
9位「Monaco」バッド・バニー
10位「FukUMean」ガンナ

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