ライスが語るヴェンゲル氏の影響力「クラブのレガシーになるケースはあまりない」

写真:ヴェンゲルはクラブ内でいまだに存在感を示す ©Getty Images

今夏ウェストハムからアーセナルに移籍したイングランド代表MFデクラン・ライスが、同クラブの元監督であるアーセン・ヴェンゲル氏の影響力について語った。イギリス『デイリーミラー』電子版が伝えている。

ライスは今夏、クラブ記録となる1億500万ポンド(約190億1160万円)の移籍金でアーセナルに加入。すぐにレギュラーに定着し、今シーズンのプレミアリーグとUEFAチャンピオンズリーグの全試合に先発出場し、リーグ第4節マンチェスター・ユナイテッド戦や第9節チェルシー戦ではゴールも決めている。

そんなライスは、アーセナルにいると2018年にクラブを去ったヴェンゲル氏の影響を感じることが多いという。

「クラブ内ではいつも彼(ヴェンゲル)のことが語られている。他のクラブで過去に退団した監督のケースを見てみると、そのようにクラブのレガシーになっていたり、いろいろ語られたりするケースはあまりないのではないかな。アーセンに関しては、どの選手と話をしても、まるで神様のように扱われているように感じるよ」

また、ライスは初めてヴェンゲル氏と会った時のことについても語っている。

「初めて彼に会った時は『ワオ、これがアーセン・ヴェンゲルか』と、スターに会った時のような衝撃を受けた。彼がどのように指導し、チームを動かしていたのか、選手たちからいろいろ聞いていたからね。彼の下でプレーできなかったのは残念だったけど、彼と会うことができたのは素晴らしい経験だった。これからで何度も会いたいものだよ」

ヴェンゲル氏は退任以来、4年半にわたってアーセナルとは距離を置いてきた。しかし昨シーズンの第17節ウェストハム戦で久々にエミレーツ・スタジアムに帰還してアーセナルの勝利を見届け、今シーズン開幕前のエミレーツ・カップの際にはスタジアム外側に設置された自身の銅像の除幕式にも出席している。

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