「Z世代」テーマに取材、虎姫高に最優秀賞 滋賀県高校新聞コンテスト

最優秀の知事賞を受賞して表彰を受ける虎姫高新聞部の部員たち(草津市・市民交流プラザ)

 第47回滋賀県高校新聞コンテストの表彰式が10月27日、滋賀県草津市の市民交流プラザで開かれた。昨年まで43回連続で彦根東高校が受賞していた最優秀の知事賞に虎姫高校が選ばれた。優秀賞のうち教育長賞は彦根東高校、京都新聞賞は八幡工業高校が受賞した。

 滋賀県高校教育研究会新聞部会などが主催し、今年は県内10校の新聞部や生徒会が出品した。取材テーマや取材姿勢、読みやすさなどの項目の合計点で、教員や報道関係者が審査した。

 虎姫高校新聞は、1990年代後半から2010年代前半に生まれた「Z世代」をテーマに、在校生の進路選択に生かしてもらおうと、さまざまな職業の人らを取材したり、エネルギー問題を取り上げたりした。タブロイド判で32ページにわたる内容をはじめ、速報を含めて年間113回の発行が評価された。

 虎姫高校新聞部部長の2年戸田悠輝さん(16)は「先輩の意志を受け継ぎ、最優秀賞を目標にやってきた。選ばれてとてもうれしい」と喜びを語った。

 他の受賞校は次の通り。
 優秀賞=比叡山、東大津▽優良賞=守山、石山、甲西▽奨励賞=長浜北星、八幡商

© 株式会社京都新聞社