(警察官)
「歩道の方も周りの方にご迷惑となります。歩くようにお願いします。どいて下ください」
ハロウィーン前日の30日夜、静岡市の繁華街はすでに大勢の仮装した若者で賑わっていました。交差点付近には何人もの警察官が巡回し、仮装した若者たちに、立ち止まったり、車道に出たりしないよう注意呼びかけていました。また、建物の高い所から全体を見渡す警察官の姿もありました。
(仮装した高校生)
「高校生最後だからみたいなノリですね、最後はおもしろくいかないと」「あした本番できょうは予行練習」
31日のハロウィーンに向け、週末から県内各地でさまざまなイベントが。29日、浜松市では仮装した子どもたちによる町のごみ拾い活動が行われました。約90人の家族が仮装して参加しました。
(参加者)
「ごみがありました」「ありがとう」
このイベントは、ごみのポイ捨てをなくそうと3年前から開催されています。ハロウィーンの翌日、渋谷でゴミ拾いをする人たちをテレビで見たことがきっかけだといいます。約2時間かけて拾い集めたゴミは、3キロほどになりました。
(参加者)
「大変だったけど楽しかった」
「ごみを外に捨てないようにすることを気をつけたい」
静岡市でも29日、街中の4つの商店街が連携してハロウィンイベントが開かれました。
(イベント会場の子どもたち)
「トリック オア トリート!」
子どもたちは店先で合言葉を言うとお菓子がもらえるということで、さまざまなキャラクターになりきって商店街の店舗を回っていました。
(家族で参加)
「子どもたちみんな仮装していて、コロナ明けということもあり 喜んで、店員や街の人と話ができていい場所だなと思った」
こちらは静岡市葵区の七間町通りにあるカフェ「魔法のティータイム・ヴェルベナ」。内装、メニューなどファンタジーの世界観を表現するこの店では、ハロウィーン期間中、お客さんに仮装して来店するようSNSなどで呼びかけています。
(来店客)
「きょうはちょっとシンプル目にさせていただいております」「この日のために休みをとってしまいました」
店では期間限定メニューを提供したり、店員が幽霊をイメージした衣装を着たりするなど、ハロウィーンを盛り上げています。
(魔法のティータイム ヴェルベナ 南條 未由 店長)
「子どもたちが仮装して来てくれたり、大人も仮装して世界観を楽しんでもらっています、いつもの5倍くらいはいらっしゃってます」
31日がハロウィーン本番、警察ではコロナによる行動制限がなくなり、2022年より多くの人が集まるのではないかと心配しています。
(静岡中央警察署 地域課 永田 一吉 課長)
「ここが聖地でもなければ、イベント会場でもない、必要以上に集まることで周辺の住民に迷惑がかかることがある、(道に)たまらないようにしてほしい」