静岡市の工場で高濃度「PFAS」 元従業員の血液や敷地周辺から 会社の社長らが難波市長を訪問

静岡市清水区の化学工場で、発がん性が指摘される有機フッ素化合物=PFASが高濃度で検出された問題をめぐり、10月31日、会社側の社長らが静岡市の難波市長を訪れ、今後の対応について協議しました。

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31日正午頃、かつてPFASを使用していた「三井・ケマーズフロロプロダクツ」の社長らが静岡市の難波市長のもとを訪れました。

この工場をめぐっては、元従業員の血液や敷地の周辺から高濃度のPFASが検出されたことが明らかになっています。

面会では、会社側からこれまでのPFASの使用状況を説明したうえで、今後の対応について協議したということです。

会社側は30日、住民説明会を開き、今後の対策について、速やかな情報伝達を目的とした市と会社、地元自治会の3者による連絡会を設置することを明らかにしました。

静岡市は11月1日、臨時の会見を開き、すでに実施している河川や水路の水質調査の結果の速報値や、31日の面会での協議を踏まえた対策案などを公表する予定です。

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