インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は10月30日、イスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が続く中、人道危機が深まるパレスチナ自治区ガザに向けて、今週にも最初の人道支援物資を送ると表明した。
ジョコ大統領は声明で、ガザ地区の人道危機が深まる状況にインドネシアは怒りを感じているとした上で「民間人や民間施設に対する無差別攻撃を強く非難する」と述べ、暴力の即時停止を求めた。
■国家喜捨庁、120億ルピア支援
イスラム教徒のザカート(喜捨)を管理するインドネシア国家喜捨庁は30日、パレスチナに対して120億ルピア(約1億1,300万円)相当の人道支援物資を送ると発表した。第1段階として、外務省や在エジプト・インドネシア大使館を通して30億ルピア相当のコメや牛乳といった食料品などを送る。