アミュ長崎本館 過去最大級のリニューアルへ 1階に「フードマーケット」 来春オープン

 JR長崎シティは31日、長崎県長崎市尾上町のアミュプラザ長崎本館のリニューアル内容を発表した。1階をおかずやカフェ、グロッサリー(食料雑貨店)など日常利用を意識した「フードマーケット」と位置付け、来年春に刷新する。県内初進出19店舗を含む28店舗が出店する。
 11月10日に開業する新館への店舗移転に伴い生じた1~3階の空き区画を来年春までに順次更新する計画。対象は約4千平方メートルで、2000年のアミュ開業以降最大規模のリニューアルとなる。2、3階では12月、衣料品やコスメの4店舗が先行してオープンする。うち2店舗は移転に伴うリニューアルで、2店舗は県内初進出の新店。
 1階は、既存の大型スーパー、フードコート、昨年5月に新設したスイーツゾーンに加えて、食のエリアを形成することで、駅周辺のオフィス、マンションからの日常利用を促す狙い。新型コロナウイルス禍以降に定着したテイクアウト需要も取り込む。
 長崎県関係では、回転ずし店「若竹丸」を展開する「わかたけ」がイートイン・テイクアウト対応の新業態で出店。「大衆割烹(かつぽう)樋口」は唐揚げや弁当を提供する。「Sダイニング」は「蘇州林」が新たに手がけるテイクアウト専門の中華総菜店。長崎市の米問屋「長米」が初出店するおにぎり専門店、大村市の料亭「梅ケ枝荘」のテイクアウト店舗なども入る。


© 株式会社長崎新聞社