地域の福祉活動を後押し 山新放送愛の事業団、12施設・団体に備品贈る

山新放送愛の事業団から県内12の施設・団体などに備品が贈呈された=山形市・山形メディアタワー

 山新放送愛の事業団(理事長=寒河江浩二山形新聞会長・主筆)の2023年度福祉援助・助成の贈呈式が31日、山形市の山形メディアタワーで行われ、県内12の施設や団体などにノートパソコンやエアコン、除雪機などが贈られた。

 寒河江理事長が同事業団の趣旨を説明し、「贈呈品には県民の温かい励ましと力強い声援が込められている。有意義に活用してほしい」とあいさつした。選考委員長の峯田益宏山形新聞取締役編集局長が援助・助成先の選考経過を報告し、寒河江理事長と佐藤秀之山形新聞社長、板垣正義山形放送社長が目録を手渡した。

 来賓として堀井洋幸県健康福祉部長、佐藤孝弘山形市長、玉木康雄県社会福祉協議会長、加藤淳一県教育次長が出席。堀井部長と佐藤市長が励ましの言葉を送った。福祉援助・助成先を代表し、クローバーの会@やまがた(山形市)の樋口愛子理事長が「地域の皆さんの役に立つことをモットーに、草の根の福祉活動を続けてきた。評価していただき大きな励みになる。期待に応えられるよう尽力することを誓う」と述べた。

 山新放送愛の事業団と山形新聞、山形放送は、行政の目が行き届かない地道な活動を支援し、県民の善意を広く地域福祉に還元しようと毎年、福祉援助・助成を行っている。23年度は13件の応募があった。

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