「これが最後のバロンドール」一時代の終わり…メッシが長年争ったC・ロナウドについて語る「互いに刺激し合った」「美しい思い出」

2008年からバロンドールを獲得し続けたメッシとC・ロナウド[写真:Getty Images]

8度目のバロンドールを受賞したインテル・マイアミのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、長年ライバルとして扱われてきたアル・ナスルのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドについて語った。
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10月30日、『フランス・フットボール』が主催するバロンドールの授賞式が開催。メッシが史上最多記録を更新する8度目の栄誉を手にした。

アルゼンチン代表としてカタール・ワールドカップ(W杯)で見事に優勝し、大会MVPに当たるゴールデンボールを受賞。アルゼンチンにとって悲願の優勝であり、メッシに唯一欠けていたトロフィーを手にすることとなった。

メッシはこれにより8度の受賞。2008年にC・ロナウドが初受賞してから、2020年のルカ・モドリッチ(レアル・マドリー)、2022年のカリム・ベンゼマ(アル・イテハド)が受賞した以外の12年間を2人が争い続けていたが、双璧を成したC・ロナウドが今回は30名の受賞者候補にすら入らず。一時代の終焉を感じさせる結果となった。

C・ロナウドがサウジアラビアでのキャリアをスタートさせ、メッシもヨーロッパの舞台を離れてアメリカでのプレーをスタート。トップレベルから離れたことで、今後のバロンドール受賞者は大きく変わっていくことが想像される。

メッシは受賞後にフランス『レキップ』のインタビューでC・ロナウドと争った時代を振り返り、素晴らしい日々だったとコメント。その地位を守り続けることが何よりも大変だったとした。

「それは常に戦いだった。スポーツの面ではとても良かったと思う。お互いに刺激し合った」

「僕たちはとても競争力があり、彼も全てにおいて、全て勝ちたがっていたからだ。それは僕たちにとっても、サッカーが好きな人々にとっても、とても美しい時代だった」

「僕たちが長い間やってきたことには多くのメリットがある。よく言われるように、そこに行き着くのは簡単だけど、そこに留まり続けることが難しい」

「僕たちはそこに10年から15年は続けたけど、それはとても難しいことだった。壮観だし、素晴らしいものでもあった」

「サッカーを愛する全ての人にとって、美しい思い出だよ」

また、自身のバロンドールについても言及。今回が最後になるだろうと語った。

「僕は人生の新たな地点にいる。これが僕にとって、最後のバロンドールだと思う」

「これまで成し遂げてきたこと全てを達成できたこと、そして8度受賞した唯一の選手になれたことを嬉しく思う」

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