暫定首位浮上の劇的勝利、ユベントス指揮官は選手を称賛 「最後まで粘り強く戦い続けた」

内容と結果に満足感を示したアッレグリ監督[写真:Getty Images]

ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督が勝利を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。

前節は途中から10人となったミランに勝利した3位・ユベントス。28日にはセリエA第10節のヴェローナ戦に臨み、リーグ3連勝を目指した。

試合は立ち上がりからイタリア代表FWモイゼ・ケアンがミドルシュートでネットを揺らす展開となったものの、これはVARによるチェックの結果、オフサイドでノーゴールに。後半に入ってからもケアンがヘディングでネットを揺らしたが、こちらもVARの末ゴールが取り消され、0-0のまま終盤に突入した。

このままゴールレスで終わるかに思われた後半アディショナルタイム、ポーランド代表FWアルカディウシュ・ミリクのヘディングシュートがポストを叩くと、跳ね返りをU-21イタリア代表MFアンドレア・カンビアーゾが押し込み、ユベントスがついに勝ち越し。1-0の劇的勝利を手にした中、アッレグリ監督は試合全体を通しての選手たちのパフォーマンスを称賛している。

「今日、選手たちが得た勝利にはとても満足している。彼らはそれに値した。我々のシュートはたくさんあったが、相手にはほとんどなかった」

「我々は最後まできちんと秩序を保ち、最後まで粘り強く戦い続けた。今日は簡単な試合ではなかったが、総合的に素晴らしいパフォーマンスを見せた」

今回の勝利によりユベントスは暫定首位に浮上。この結果への満足感を示したアッレグリ監督は、5位・フィオレンティーナと対戦する次節にも目を向けた。

「この勝利を堪能してから火曜日に仕事に戻り、気を引き締めてフィレンツェへの旅行の準備を始めるつもりだ。我々は地に足を着けたままでいなければならない」

「今回得た3ポイントにより5 位から少し遠ざかった。あとはここまでの結果に浮かれることなく、この気持ちを落ち着かせるだけだ」

「いつだって勝てば勢いがつくものだが、バランスを取る必要がある。チームは自信を深めていて、試合に対する冷静なアプローチからもそれが見て取れる」

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