十八親和銀行がV8 飯盛クラブに10-0 長崎県軟式野球選手権

【決勝、飯盛ク-十八親和銀行】4回裏十八親和銀行1死満塁、八戸が左中間に2打席連続適時打を放つ=佐世保市総合グラウンド野球場

 軟式野球の第73回長崎県選手権(県軟式野球連盟、長崎新聞社主催)は10月28、29日、佐世保市総合グラウンド野球場などで行われ、決勝は十八親和銀行が飯盛クラブに10-0で七回コールド勝ちし、8年連続32度目の優勝を飾った。
 各地区代表と推薦の計15チームが出場。トーナメントで競った。
 決勝は0-0の三回、十八親和銀行が有田、山口の連打で2死一、二塁の好機をつくると、八戸の左中間適時二塁打、大竹の右前2点適時打で3点を先行。四回も相手投手の制球の乱れや敵失に乗じて、八戸の2打席連続適時打などで一挙5点を奪った。六回は四球と貫の左中間二塁打で好機を広げ、二つの押し出しで2点を追加。守っては森内、鳥越の継投で散発3安打に抑えた。
 飯盛クラブは三回に先頭の青木が内野安打で出塁したが、後続を断たれた。六回も二死から小峰が左中間二塁打を放つなど粘ったが、本塁が遠かった。

◎4試合で37得点2失点 新人2人活躍
 十八親和銀行が4試合で37得点2失点、三つのコールド勝ちで貫禄のV8を達成した。飯盛クラブとの決勝は「積極的に振っていこう」という意識を共有。大卒1年目の2人がそろって2安打と活躍した。北田監督は「期待通り」と納得の表情を浮かべた。
 決勝は無得点で迎えた三回、有田(長崎北高-北九州市立大)の左前打を足掛かりに、八戸(清峰高-北九州市立大)の先制適時二塁打などで3点を先行。四回も有田、八戸の2打席連続安打などで得点を重ねた。2本とも左翼と中堅の間に落ちる適時打となった八戸は「初球から振っていったことでいい結果が出た」と振り返った。
 守っては、11月4日からの西日本選手権(山口)、同11日からの九州都市対抗大会(佐賀)を見据え、森内と鳥越の継投で零封。北田監督は「バッテリーを中心にしっかりと守り勝つ野球ができた」と手応えをつかめた様子だった。

8連覇を飾った十八親和銀行
準優勝の飯盛クラブ

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