アニメ参考に時限発火装置 無罪を主張「兄が裏切りの証言」 広島

探偵アニメを参考に製作した時限発火装置を使い、保険金目的で放火した罪に問われている男の初公判が開かれ弁護側は無罪をしました。

被告の男(38)は懲役7年の判決が確定している兄(48)と共謀し、保険金3600万円余りをだまし取ろうと探偵アニメを参考に製作した時限発火装置を使って親族が所有する住宅に放火した罪に問われています。

1日の初公判で被告の男は「全て間違っています」と起訴内容を否認しました。

冒頭陳述では検察側が「被告が隣接する住宅に燃え移る可能性があると認識しながら犯行に及んだ」と指摘した一方、弁護側は「共犯の事実はないのに裁判で兄に『被告から指示があった』と証言されて裏切られた」として無罪を求めました。

判決は21日に言い渡される予定です。

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