施政報告、愛国主義教育WG設置

李家超・行政長官は10日25日、施政報告(施政方針演説)を発表した。同日の香港メディアによると、李長官は「愛国教育は国家と中国の優れた伝統文化に対する市民の認識を高め、国家統一と民族団結を意識的に守り、国家教育制度に愛国教育を組み込むために実施される」と述べた。同時に、国家の信頼と愛国心を高めるため、来年には「香港抗戦及海防博物館」など2つの博物館が設立される。政務長官が率いる「憲法・基本法プロモーション指導委員会」の機能を愛国主義教育まで拡大し、政府部門と非政府組織の国民教育推進を調整する「愛国主義教育ワーキンググループ」を設置する。「中華人民共和国愛国主義教育法」の内容に合わせ、さまざまなレベルで国の歴史、文化、国情の教育を強化し、愛国心の精神を継承し、推進する。

「香港抗戦及海防博物館」は来年、「香港海防博物館」を改装し、抗日戦争の歴史の紹介と国民性の向上に重点を置いて設立される。深セン市文物局と協力し、香港と深センの共同抗戦を紹介する展示会が開催される。もう一つの博物館については、政府筋によると「国家の発展と成果の博物館」と名付け、場所は現在検討中で、新中国の歴史や共産党の歴史などを展示する予定だという。

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