原因はコンピューターの不具合? スペイン女子代表DFパレデスが代表100試合出場のチャンス逃す

思わぬ原因で代表100試合出場のチャンスを逸したイレーネ・パレデス[写真:Getty Images]

スペイン女子代表DFイレーネ・パレデスがコンピューターの不具合という思わぬ原因で、代表100試合出場のチャンスを逸した。『ESPN』が報じている。

バスク出身でアスレティック・ビルバオ、パリ・サンジェルマン、バルセロナで活躍してきた、同国屈指のセンターバックとして知られるパレデス。

2011年11月に行われたルーマニア代表でスペイン代表デビューを飾ると、以降は長年に渡ってラ・ロハのディフェンスラインの主軸を担い、先のオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)での初優勝にも貢献。

そして、10月31日に開催され、7-1で勝利したUEFA女子ネーションズリーグのスイス女子代表戦ではMFアレクシア・プテジャス、FWジェニファー・エルモソに続き、代表通算100試合出場が懸かっていたが、思わぬアクシデントによって試合に出場することができなかった。

同試合で登録メンバーから外れたパレデスに関して、モンセ・トメ監督は試合後の会見で、「コンピューターに何らかの問題があったとホテルで聞かされた」、「状況に適応しなければならなかったので、ごらんの通りの先発11人で臨んだ」と、登録の際に問題が生じていたことを認めた。

また、『ESPN』によると、スペインサッカー連盟(RFEF)は欧州サッカー連盟(UEFA)の公式申請書で試合メンバーを適切に更新できなかったという。これにより、やむなく前回の試合のチームをスイス戦に登録していたという。

そのため、パレデスはプレー可能な状態にありながらも、前回の試合を体調不良によってメンバーを外れていたことで、今回の試合を欠場する形に。逆に、負傷によって代表から外れていたFWアマユール・サリエギは、出場できなかったにも関わらず、最終的にスイス戦の公式メンバーリストに名を連ねていた。

今回、コンピューターの不具合という思わぬ原因で、偉業達成を逃したパレデスだが、来月に予定されるUEFA女子ネーションズリーグのイタリア女子代表戦か、スウェーデン女子代表戦での100試合出場は確実とみられる。

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