モナコが“ジョーカー”契約で若手SB獲得へ! 手薄な左サイドにテコ入れ

“ジョーカー”契約で新SB補強に動くモナコ[写真:Getty Images]

モナコがアミアンに所属するU-20フランス代表DFカソム・ワタラ(19)を“ジョーカー”契約で獲得する見込みだ。フランス『フット・メルカート』が報じている。

現在、モナコではブラジル代表DFカイオ・エンヒキが前十字じん帯の損傷で長期離脱中。また、代役を担うセネガル代表DFイスマイル・ヤコブスは、来年1月のアフリカ・ネーションズカップ参戦が決定的となっており、左のサイドバック、ウイングバックの選手層に問題を抱える。

これを受け、クラブはリーグ・ドゥ(フランス2部)のアミアンでプレーするワタラの獲得に動いており、交渉が最終局面を迎えるなかで、同選手はすでにモナコ入り。4年半契約で合意に達しているという。

また、フランス『レキップ』によると、移籍金は200万ユーロ(約3億1800万円)程度になるという。

ワタラはアミアンの下部組織から昨年にファーストチームへ昇格。今シーズンここまではリーグ・ドゥ10試合に出場している。アスリート能力と左足のキックを特長とする左サイドバックは、U-18からフランスの世代別代表にも招集されている注目株だ。

なお、リーグ・アンとリーグ・ドゥを管轄するフランス・リーグ機構(LFP)では、「各クラブは最初の本登録期間(夏の移籍市場)の最終日の翌日から追加登録期間(冬の移籍市場)の初日の前日まで、いわゆる“ジョーカー”プレーヤーを加入させることができる」という規則があり、特定の条件を満たした場合、各クラブにフリートランスファーを除く、選手1名の補強が認められている。

その大まかな条件は、重大な負傷者が発生した場合、フランス国内でプレーしている選手を1度だけ補強できるというものだ。

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