【韓国】韓国政府、6GのR&D戦略案を発表[IT]

韓国科学技術情報通信省は1日、第6世代(6G)移動通信システムの研究開発(R&D)推進に向けた戦略案を発表した。事業費は、8月に予備妥当性審査を通過した4,407億ウォン(約491億円)が投じられる。

同事業は◇無線通信◇モバイルコア◇6G有線ネットワーク◇6G標準化◇6Gシステム——の5分野を柱に、6G関連技術やサービス商用化に向けたR&Dを行うもの。通信技術の向上により、都市航空交通システム(UAM)や仮想現実(VR)など関連分野の発展も見込まれる。

同日開催された政府主催のイベント「6Gグローバル2023」には、地場サムスン電子やLG電子のほか、フィンランドの通信機器大手ノキアやスウェーデン通信機器大手のエリクソンなどの外国企業、ソウル大学など研究機関が参加した。

■26年には中間成果発表

今後について同省は、2026年に主要国の通信会社や政府関係者を招待して「プレ6G技術試演」イベントを開催すると説明した。また、28年をめどに大企業と中小企業の協力を通じた研究成果の統合システムの試演も行う計画だ。

© 株式会社NNA