インテルSD、今夏のルカクとの交渉を語る「ルカクは過去の一部。後悔はない」

写真:今夏、インテルからローマに活躍の場を移したルカク

インテルでスポーツディレクターを務めるピエロ・アウジリオ氏が、今夏のロメル・ルカク(ローマ)を巡る交渉と、アンドレ・オナナを放出した後にヤン・ゾマーの獲得を決めた理由を振り返り、イタリアのラジオ『Radio Serie A』のインタビューに答えた。

インテルは当初、レンタル期間を終えチェルシーに戻ったルカクを、今夏に再び呼び戻す計画を立てていた。しかし、ルカクがユヴェントスと秘密裏に交渉をしていたと知り、インテル側は激怒。さまざまな交渉を経て獲得を断念したとされている。ルカクとの交渉で起きたことを聞かれたアウジリオ氏は以下のように語った。

「他のクラブの選手について話したくない。私は現在と未来について考えるのが好きだし、ルカクは過去の一部だ。彼のおかげで我々はスクデットを獲得し、大きな利益をもたらしてくれた」

「私が言いたいのは、礼節と敬意がなければならないということだ。(契約に向けて)物事は明らかに進んでいたが、ある時点で止まってしまった。ルカクと電話で話したが、特別なことは何もなかった。しばらくの沈黙の後、私はルカクに自分の考えを伝えた。すでに終わった話であり、後悔はないよ」

続けて、昨季の正GKのアンドレ・オナナをマンチェスター・ユナイテッドに放出し、代わりにヤン・ゾマーを獲得したことについては以下のように答えた。

「オナナとサミル・ハンダノヴィッチが退団したので、計算できるGKが必要だった。サミルは私たちと一緒に働き続けるだろう。彼はインテルのプロジェクトの一部だ」

「我々は若いGKを狙うこともできた。でも、本当に必要としていたのはゾマーであり、その力を証明してくれている。彼がミラノにやって来た時、すでにGKにとって必要なイタリア語を学んでいた。ゾマーはクレイジーなプロフェッショナルだよ」

© 株式会社SPOTV JAPAN