プレミアでの敗戦払拭するベスト8進出、ポチェッティーノ監督は「自信を築くことが重要」

チームをEFLカップベスト8に導いたマウリシオ・ポチェッティーノ監督[写真:Getty Images]

チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、プレミアリーグの敗戦から立ち直ったことを喜んだ。

1日、チャンピオンシップ(イングランド2部)に所属するブラックバーンとのEFLカップ(カラバオカップ)4回戦に臨んだチェルシー。先週末のプレミアリーグではブレントフォードに敗れたが、この日は格下相手に試合を支配すると、30分にCKから今季初出場のDFブノワ・バディアシルがゴールを決めて先制。その後は追加点を奪えない時間が続いたが、59分にFWラヒーム・スターリングのゴールで突き放すと、最後まで失点を許さず2-0で勝利した。

プレミアリーグでの敗戦を払拭するEFLカップベスト8進出を決めたポチェッティーノ監督は、決定力が課題と認めつつ勝利がチームの自信に繋がると強調している。

「土曜日の敗戦の後だからこそ、この試合に勝って次のラウンドに進むことが重要だった。ただ、今日はチャンスが多過ぎるほどあったのだから、より冷静になって決める必要がある」

「それでも、ポジティブなことはたくさんあった。 我々にとってはこの大会で勝ち抜き、自信を築くことが重要だったのだ。そして、バディアシルやリース・ジェームズのような選手に1時間プレーする機会があったことも重要だった」

「今、我々は次のラウンドを楽しみにしなければならない。とはいえ、まずは代表ウィークの前に予定されている、非常に重要なプレミアリーグの2試合に備えるべきだ」

また、ポチェッティーノ監督はこの試合で先発したキャプテンのR・ジェームズに言及。長期離脱から復帰したばかりであり、慎重に状態を見極めている最中だと述べている。

「我々は試合中ずっと話していた。ハーフタイムには、彼の気持ちや状態を確認するつもりでもあったんだ。50分を過ぎたあたりから疲労が出るものであり、後半は様子を見ていた。彼は少し疲れを感じており、我々はどのように管理するか注意しなければならなかった」

「そして、我々は彼を交代させて守ることに決めた。これから90分間プレーするためにも、リスクを避けることが重要だ。もちろん、リスクの100%回避はできないが、少しずつ取り組んでいきたい」

「彼はキャプテンである以上、コンディションを維持してチームを助けることができるかが重要になる。彼は我々にとって重要な存在であり、素晴らしい選手だ。私にとっては世界最高のサイドバックの一人でもある。今季は開幕リバプール戦での70分しか共にプレーできず、今日まで先発できていなかったのは不運だった」

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