徳丹城曲家前で初のフェス 「音楽のまち」矢巾の魅力味わう

矢巾町初の野外ミュージックフェスティバルで熱唱するアーティスト

 徳丹城曲家(まがりや)ミュージックフェスティバルは10月29日、矢巾町西徳田の徳丹城跡公園佐々木家曲家で初めて開かれ、県内外から訪れた300人が国史跡で歴史を感じながら「音楽のまち」の魅力を味わった。

 町の商工業者らでつくるとくとく振興会が主催。佐々木家曲家前に軽トラックで特設ステージが作られ、東北と横浜市のアーティスト9組がそれぞれの歌声や音色を響かせた。

 観客は手拍子をしたり、音に合わせて体を揺らしたりしながら、一体となって盛り上がった。同町又兵エ新田の五日市昭子(てるこ)さん(80)は「軽トラのステージとは面白い。若者からお年寄りまで盛り上がることができる」と楽しんだ。

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