今季「欧州5大リーグ」で最高にかっこいい“adidasユニフォーム”TOP5

イングランド、スペイン、ドイツ、フランス、イタリアの各1部リーグは一般的に欧州サッカーの5大リーグと呼ばれる。

その各リーグには様々なユニフォームサプライヤーがひしめき合っているが、やはり目立つのはビッグ3と呼ばれるadidas、Nike、Pumaだ。

ここではその中から、各リーグ最高のadidasユニフォームをご紹介したい。

レアル・マドリー

レアル・マドリー 2023-24 adidas ホーム ユニフォーム

ラ・リーガ(スペイン)からはジュード・ベリンガムが衝撃的な活躍を見せるレアル・マドリーのホームを選出。

伝統のホワイトを基調にゴールドとネイビーを差し色に使用。どちらかというとオレンジゴールドと呼べる色調で、ネイビーとの組み合わせは1998-2000シーズンのホームユニフォームを彷彿とさせる。

オレンジゴールドとネイビーの2色は現在も続く第2期「レアル・マドリー×adidas」の原点を象徴する色。98年のパートナーシップ締結から2023年で25周年を迎えるが、そのタイミングでの再登場は決して偶然ではないように思える。

ウニオン・ベルリン

ウニオン・ベルリン 2023-24 adidas ホーム ユニフォーム

ブンデスリーガ(ドイツ)からは、今季クラブ史上初のUEFAチャンピオンズリーグを戦うウニオン・ベルリンのホームを選んでみた。

2年ぶりにレッド単色をベースカラーに採用し、シャドーで斜めストライプを走らせるデザイン。背面首元には「我らは鉄のウニオン(連合)であることを忘れるな」という熱きメッセージであるサポーターのチャント“Und Niemals Vergessen Eisern Union”の頭文字をレタリングする。

胸スポンサーは今季から定額制ビデオ・オン・デマンド・サービス「Paramount+」と契約。別の胸スポンサーを付けた新ユニフォーム発表からわずか10日後に同社との新たな契約が発表となり、一体何が起きたのかと一部で話題となった。

リヨン

オリンピック・リヨン 2023-24 adidas ホーム ユニフォーム

リーグ・アン(フランス)からは今季絶不調の名門リヨンを選出。このホームユニフォームは2022-23シーズンのホーム最終戦で一足早くデビューしている。

そのデザインは非常に懐かしい片側ストライプが復活。エンブレム側にこれだけ細めのストライプを走らせるのは、クラブが黄金期を迎えていた2003-04シーズン以来20年ぶりだ。

袖のスリーストライプス、メーカーロゴ、胸スポンサーロゴはゴールドで統一。上品で華やかな雰囲気に溢れるこのデザインは2000年代にリーグ7連覇の偉業を成し遂げたチームへ敬意を表したもので、着用モデルとして当時のレジェンドであるソニー・アンデルソンが登場した。

ローマ

ローマ 2023-24 adidas サード ユニフォーム

セリエA(イタリア)からは、ストリートでの着用を意識したデザインが好評なローマのサードユニフォームを選出。クラブ定番カラーのブラックを基調にジャッロロッシ(黄と赤)で鮮やかに美しく彩る。

エンブレムは丸囲みのオオカミを採用。懐かしさを覚えるこのデザインは“ルペット”と呼ばれ、イタリア人デザイナーのピエロ・グラットンが手掛けた最高傑作の一つと言われている。

袖口には古代ローマ時代のモザイク画の“額縁の装飾”のように使われていた螺旋模様を、繰り返しパターンの「ギョーシェ」で表現。これは高級ブランドの装飾などにも用いられるパターンだ。

アーセナル

アーセナル 2023-24 adidas ホーム ユニフォーム

プレミアリーグ(イングランド)からは、日本代表DF冨安健洋が所属するアーセナルのホームユニフォームを選んでみた。2022-23シーズンのリーグ最終戦で初登場している。

レッド、ホワイト、ゴールドの3色の調和が見事なデザイン。これは03-04シーズンのプレミアリーグで無敗優勝(26勝12分0敗)という歴史的偉業を成し遂げた伝説のチーム“インヴィンシブルズ(無敵のチーム)”に敬意を表したものだ。

【関連記事】今年「エンブレムのデザインを大胆に変えた」5つのチーム

デザインでもう一つの特徴が稲妻模様のジグザグパターン。これはNike最初のユニフォームである94-96モデルなどで使われた模様で、それをadidasが22-23モデルの襟とソックスに復活させたことで話題となった。

今では世界的にレアで懐かしい新品ユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。“あの頃”を思いだす数々のユニフォームやグッズは見るだけでも楽しいです。

© 株式会社ファッションニュース通信社