健康長寿日本一県民会議 総会 長与町が県内1位 ヘルシーアワード表彰「歩こーで!」上位企業も 長崎

ながさきヘルシーアワードの表彰などがあった総会=県庁

 健康長寿日本一県民会議(会長・大石賢吾長崎県知事)は1日、県庁で総会を開き、県が運動習慣やメタボリック症候群該当者数などのデータを得点化し、自治体ごとにまとめた結果を公表。総得点が最も高かったのは西彼長与町だった。
 得点は特定健診などのデータを基に、「身体活動習慣」「血圧リスク」「メタボ該当者数」「健康経営宣言事業所数」など12の指標で評価した。この日は同町の担当者が登壇し、取り組みを説明。民間のノウハウを活用したイベント開催のほか、商品券と交換できるポイントを付与する事業で健康に無関心な層の掘り起こしにつながったと話した。
 各自治体の指標ごとの得点は近く県ホームページで公開予定。県国保・健康増進課は「順位のみに着目せず、課題を把握し取り組みを強化するなど、健康づくり施策に活用してほしい」としている。
 健康づくりに積極的な企業、団体を対象とした「ながさきヘルシーアワード」の表彰式もあり、実践、応援、自治体、継続の4部門で13団体が選ばれた。県が配信している健康づくりアプリ「歩こーで!」を使い、参加企業、団体の平均歩数や参加率を競った「企業で歩こーで!」の上位企業も表彰した。
 「歩こーで!」の特別企画も発表。11月15~30日の期間、アプリ上から応募すると協賛企業の商品が当たる臨時抽選会を開催するほか、来年2月には市町対抗形式で平均歩数を競う企画も実施する。大石知事は「企画を通じて企業や自治体もプレーヤーとして積極的に参加するようになれば」と述べた。

県内自治体の12指標の総得点

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