「住みたくなるような土壌づくりを」 移住者ら雇用し 地元事業者へ派遣 神石高原事業協同組合を設立 広島

広島・神石高原町で移住者らの定住につなげる協同組合が設立されました。

神石高原町役場で2日夜、「神石高原事業協同組合」の設立総会が開かれました。この協同組合は地域の事業者が出資しています。移住者らを組合が雇用し、地元の事業者に派遣することで定住を促す狙いがあります。国の制度に基づくもので、県内では東広島市や安芸太田町に続く3例目になります。

この日は、組合に出資した農業や宿泊業などの代表者8人が出席し、定款や規約について確認しました。

今後、県から認定をもらい、広島労働局へ届け出ます。雇用する人材募集は来年2月に行い、4月からの派遣を目指すということです。

瀬尾明彦 理事長
「他市町から神石高原町へ来ていただいて、住みたくなるような土壌づくりをこの事業を通じて展開していければ」

初年度となる2024年は、2人を採用し、翌年度はさらに2人を採用する計画です。

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