【セリエA第11節プレビュー】首位インテルと2位ユベントスは難敵と対戦

[写真:Getty Images]

前節はインテルvsローマ、ナポリvsミランのビッグマッチ2試合が行われ、インテルがウノゼロ勝利、ナポリとミランは白熱ドロー決着となった。迎える第11節、首位インテル(勝ち点25)が4位アタランタ(勝ち点19)と、2位浮上のユベントス(勝ち点23)が6位フィオレンティーナ(勝ち点17)と対戦する。

まずは土曜開催のアタランタvsインテル。インテルは前節、ローマ相手に主導権を握り続けて1-0のスコア以上の差で勝利した。古巣対決となったFWルカクにほぼ仕事をさせず、ルカクに代わってFWラウタロの新相棒となったFWテュラム弾によって勝利した。首位をキープした中、難敵アタランタを退けて翌水曜のチャンピオンズリーグ(CL)ザルツブルク戦に向かえるか。

続いて日曜開催のフィオレンティーナvsユベントス。ユベントスは前節、ヴェローナにウノゼロ勝利。FWケアンが2度VARによってゴールを取り消される場面があった中、ラストプレーでのDFカンビアーゾ弾で劇的に押し切った。3連勝として2位に浮上した中、前節ラツィオに競り負けて2連敗となったものの、ここまで良い戦いを続けているフィオレンティーナを下し、インテル追走となるか。

2点のリードを守れずナポリに引き分けた3位ミラン(勝ち点22)は17位ウディネーゼ(勝ち点7)と対戦する。ミランは前節ナポリ戦、FWジルーの2発で前半を2点リードで終えたが、後半に反撃に遭って引き分けに終わってしまった。公式戦3戦未勝利となった上、この試合でDFカルルと移籍後初出場のDFペジェグリーノが長期離脱と流れが悪いが、チオフィ監督が前節より指揮を執るウディネーゼを下してCLパリ・サンジェルマンとのリターンマッチに向かえるか。

後半のメンバーチェンジで流れを変え、ミラン相手に引き分けに持ち込んだ5位ナポリ(勝ち点18)は最下位サレルニターナ(勝ち点4)と対戦。ミラン戦では前半、ほぼ好機を作れない苦しい展開となったが、後半にFWシメオネを投入して2トップとし、引き分けに持ち込んだナポリ。後半の良いイメージを持続し、最下位チームに勝利してCLウニオン・ベルリン戦に向かいたい。

インテルに良いところなく敗れたローマ(勝ち点14)は9位に後退した中、11位レッチェ(勝ち点13)と対戦。インテル戦では終始守勢に回った中、何とかゴールレスドロー狙いといった感じのローマだったが、終盤の失点で押し切られてしまった。ただ、レッチェ戦ではFWディバラがベンチ入り予想。負傷前はルカクと好連係を見せていただけに攻撃面での改善が期待できそうだ。

最後にMF鎌田の7位ラツィオ(勝ち点16)。ラツィオは前節、フィオレンティーナ相手にラストプレーでのFWインモービレのPK弾で劇的勝利とした。どちらに転んでもおかしくない試合を制した中、8位ボローニャ(勝ち点15)戦を勝利して4連勝とし、完敗に終わったフェイエノールトにリベンジといきたい。

◆セリエA第11節
11/3(金)
《28:45》
ボローニャvsラツィオ

11/4(土)
《23:00》
サレルニターナvsナポリ
《26:00》
アタランタvsインテル
《28:45》
ミランvsウディネーゼ

11/5(日)
《20:30》
ヴェローナvsモンツァ
《23:00》
カリアリvsジェノア
《26:00》
ローマvsレッチェ
《28:45》
フィオレンティーナvsユベントス

11/6(月)
《26:30》
フロジノーネvsエンポリ
《28:45》
トリノvsサッスオーロ

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