【アルゼンチン共和国杯/追い切り診断】ゼッフィーロと同評価「A」は“2桁人気”の爆穴 「馬券圏内突入の可能性」

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■グランオフィシエ

【中間調整】オープン昇級2戦目のメトロポリタンSで9番人気⇒1着と激走しアッと言わせた馬。しかし七夕賞13着、新潟記念11着とローカル芝2000m重賞では見せ場なし。その後は短期放牧を挟み、勝ったメトロポリタンSに近似の条件で走れるアルゼンチン共和国杯を目指すことに。

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帰厩後さっそく、10月15日にウッドで新馬相手の14-14とはいえ併せ馬を消化。18日には久保田師が騎乗し、稽古駆けするオープン馬イルーシヴパンサー(マイルCS出走予定)の調教パートナーを務めるなど、調整は順調そのものだ。1週前もウッドで久保田師を背に併せ馬。準オープン馬を2秒近く追走したが、馬なりのまま併入に持ち込んだ。5F66秒2は自己ベスト更新の数字。

【最終追い切り】レース当週は北村宏騎手が騎乗し、ウッドで併せ馬。この日は格下馬を追走する終い重点の内容で、相手に対し気迫十分に取り付いていき、直線では無理をせず合わせるようにして併走。 終始余力十分で、促せば突き抜けそうな雰囲気だった。

【見解】大敗続きとは思えない動き、気迫には目を見張るものがある。近2走は酷暑で調整の難しさもあったようだし、そもそも距離も不向きだったか。放牧での立て直しを経て涼しいこの時期、一気に状態を上げてきたようだ。2桁人気となりそうだが、馬券圏内突入の可能性は十分に考えておきたい。

総合評価「A」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。

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