熟成で「香りがすごい」海外へ発信!和栗スイーツ完成開発したのは「うなぎパイ」で有名な会社=静岡・掛川

静岡県掛川市の和栗を海外に輸出するプロジェクトの一環として、2023年秋、収穫された栗を使ったスイーツが開発され、販売が始まりました。

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浜松市中区の遠鉄百貨店に11月3日に並んだ今回、開発されたスイーツは「咲クレール熟成遠州掛川栗」と「朝採れ遠州掛川栗粉餅」の2種類です。

咲クレールは大粒の栗2つをシュー生地とクリームで包みました。

栗粉餅は、掛川産の栗を薄く削ってわらび餅にふりかけたものです。

<客>
「栗の香りがすごく良くておいしいです」

これらの商品を開発したのは、うなぎパイで有名な春華堂です。

<春華堂高山慎吾さん>
「今年採れた掛川栗を40日間熟成させ、非常に糖度を高めた栗を使用している」

スイーツの開発は、地域で愛されていた和栗を海外へ展開しようという「遠州・和栗プロジェクト」の一環です。

プロジェクトは、後継者不足などで生産が激減した和栗を復活させようと2020年にスタート。

掛川市や日本航空の大手企業などが参加し、これまでに栗の収穫などを手がけてきました。

<客>
「甘み自体はあまり強くないが、鼻に抜ける栗の香りがすごく自然でいい」

より多くの人たちに和栗を知ってもらうため、今回は栗をスイーツに仕立てました。

<春華堂高山慎吾さん>
「今回のプロジェクトが単なる地域貢献だけでなく、企業間のイノベーションの火種になることを期待」

海外への発信を狙う和栗のスイーツ。遠鉄百貨店では、2つのスイーツをこの3連休に販売します。

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