金沢美大の第77回美大祭は3日始まり、仮装パレードが市内で繰り広げられた。美術工芸学部の1年生約150人が個性豊かな衣装やかぶり物、メークで練り歩き、市民や観光客の視線を集めた。
●新キャンパス盛り上げ
学生は専攻ごとに加賀藩の大名行列や囚人の脱獄、オムライス作りなどのテーマを設定し、思い思いに扮(ふん)装(そう)した。市庁舎前広場を出発し、国立工芸館前広場、石引商店街を通って新キャンパスでパフォーマンスを披露した。
辻ノ上真綾さん(18)は「皆で力を合わせて一つのものを作り上げる楽しさがあった」と話した。美大祭は5日まで。学生の作品展示のほか、模擬店が出店する。