米無人機、ガザで捜索支援 非武装で人質解放に向け

米国防総省のライダー報道官(アナトリア通信提供・ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】米国防総省のライダー報道官は3日、イスラム組織ハマスがイスラエルを奇襲攻撃した10月7日以降、非武装の米軍無人機がパレスチナ自治区ガザ上空で活動していると明らかにした。人質解放に向けたイスラエル支援の一環としている。米メディアによると捜索活動で、米軍無人機がガザ上空を飛行するのは初めてとみられる。

 無人機はMQ9リーパー。高度15キロで27時間以上飛行でき、高性能カメラやセンサー、レーダーを使って情報を収集する。ガザ上空ではハマスが拘束している人質の捜索に従事しているという。イスラエル軍によると、人質は240人で、米国人も含まれている。

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