県内は3日、高気圧に覆われて各地で気温が上昇し、夏に戻ったかのような陽気に包まれた。山形地方気象台によると最高気温は鶴岡の26.3度が最も高く、酒田25.8度などで5地点が季節外れの夏日（最高気温25度以上）となった。鶴岡、酒田を含む8地点は11月の観測史上最高を記録した。
主な地点の最高気温は長井25.7度、酒田市浜中25.3度、鶴岡市鼠ケ関25.1度、高畠24.9度、最上町向町24.1度、西川町大井沢24.0度、酒田市飛島23.1度で鼠ケ関を除く6地点が11月の観測史上最高。他は米沢24.4度、山形22.2度などで、全般に平年値を6～10度上回り、多くの地点が9月中旬から下旬並みの気温になった。
鶴岡市湯野浜海水浴場では雲一つない晴天の下、ウインドサーフィンなどマリンスポーツや家族で散歩を楽しむ人の姿が見られた。心地よい陽光と風を受け、子どもたちが波打ち際で元気よく動き回り、歓声を上げていた。4日の県内は前線の影響で昼ごろから雨の所が多くなる見込み。予想最高気温は村山と置賜22度、庄内20度、最上19度。
