平戸海関ら力士と交流 長崎・茂木地区「ふれあいまつり」 4年ぶりのビワ種飛ばしも

色紙にサインし、言葉を交わす平戸海関(左)とファン=長崎市、茂木港ターミナル駐車場

 長崎市茂木地区の「ふれあいまつり」(同実行委主催)が3日、茂木港ターミナル駐車場周辺であり、茂木町出身で大相撲境川部屋の境川親方(元小結両国)と平戸市出身の平戸海関らとの交流に大勢が詰めかけた。
 境川部屋の力士との「ふれあい会」は9年ぶり。床山が十両以上の力士のみに許される「大銀杏(おおいちょう)」を結う実演や呼び出し、触れ太鼓が披露された。鶏だしで具だくさんのちゃんこ鍋に長蛇の列。幕内力士3人のサイン会も盛況で、九州場所に向けて激励の声をかける人や、小さな子どもを抱っこしてもらう人など、楽しいひとときを過ごした。
 長崎玉成高付属中3年の別所飛鳥さん(15)は家族で平戸海関のファン。初めての対面に「やっぱりやさしい雰囲気だった。思い切りがいい取り口が好き」とうれしそうに話した。
 4年ぶりにビワの種飛ばし大会も復活。各挑戦者が苦戦する中、小学生部門で最長の4メートル55センチの記録を出した市立愛宕小5年の村田悠成君(11)は「初めてやってみて、こんなに飛ぶとは思わなかった。勢いを付けたのが良かったかな」と友人と喜びを分け合った。
 町全体の連携を深めようと開き23回目。20以上の出店が並び、地域の子どもたちによる演奏やダンスなどのステージ発表があった。ふれあいセンターでは6日まで、絵手紙など各講座の作品のほか、子どもたちの絵画や書も展示している。

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