任務中に亡くなった海上自衛隊員の冥福を祈る「舞鶴地区殉職隊員追悼式」が2日、京都府舞鶴市余部下の海自舞鶴地方総監部で営まれた。近畿や中部、北陸に遺族が住む殉職者32柱が対象で、6遺族9人と自衛隊関係者ら約130人が参列した。
式では殉職隊員の「顕彰之碑」の前で参列者が黙とうし、下淳市舞鶴地方総監が「このような不幸が再び起きることのないよう最善の努力を尽くす」と追悼の辞を述べた。
参列者は菊の花を碑に手向け、海自隊員が空砲を放つ「弔銃発射」も行われた。
遺族会「わだつみ会」の坂口壽人・舞鶴支部長(74)は「厳しい国際情勢の中、自衛隊の役割は一段と重要性を増している。国防の任を全うされますことを祈念する」とあいさつした。